検索結果画面へ戻る閉じる

入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2019~生涯学習論特殊演習I
4
通年

川口 仁志

1.サブタイトル Subtitle
The Learning Society, 1968 を読む
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
指導教員による教育・研究指導体制のもと、博士前期課程の研究成果をさらに発展させて深い学識とスキルを涵養し、教育者、研究者、高度専門職業人、指導的人物に必要な高度な教育能力、研究能力、専門能力を培う。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
シカゴ大学の学長であった Robert Maynard Hutchins は学習社会を論じた人物として知られていますが、この授業では、彼がこの問題について論じた著作である The Learning Society(英文)を教科書として取り上げ、その記述から、学習社会がどのようなものとして議論されたかについて、生涯学習論の視点から考えてみたいと思います。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
前期の授業は、教科書を日本語に翻訳しつつ、議論をしながら進めます。後期の授業でも、やはりこの教科書を日本語に翻訳しながら、議論をしたいと思います。1年間を通して、割り当てられたかなりの分量の英文を日本語に翻訳しておくことが必要になります。また、最終試験では、基本的な英文読解力と、生涯学習についての洞察力が問われます。
授業の流れは以下のようなものになります。
第1回目 授業の目的・内容・方法等の説明
第2回目 発表・ディスカッション(1)当時の状況
第3回目 発表・ディスカッション(2)誰が教育を受けるべきか
第4回目 発表・ディスカッション(3)どのような教育を受けるべきか
第5回目 発表・ディスカッション(4)国家の力のための教育
第6回目 発表・ディスカッション(5)国家の繁栄のための教育
第7回目 発表・ディスカッション(6)全体主義と教育
第8回目 発表・ディスカッション(7)全体主義の例外
第9回目 発表・ディスカッション(8)国家と教育
第10回目 発表・ディスカッション(9)世界と教育
第11回目 発表・ディスカッション(10)国家と世界
第12回目 発表・ディスカッション(11)国家と世界のコミュニティ
第13回目 発表・ディスカッション(12)教育技術とは
第14回目 発表・ディスカッション(13)教育技術を考える
第15回目 前期のまとめ 
第16回目 後期授業の内容・方法等の説明
第17回目 発表・ディスカッション(14)教育技術の将来
第18回目 発表・ディスカッション(15)自由教育とは
第19回目 発表・ディスカッション(16)自由教育を考える
第20回目 発表・ディスカッション(17)自由教育の歴史
第21回目 発表・ディスカッション(18)自由教育の理念
第22回目 発表・ディスカッション(19)自由教育の未来
第23回目 発表・ディスカッション(20)大学の歴史
第24回目 発表・ディスカッション(21)大学を考える
第25回目 発表・ディスカッション(22)大学の将来
第26回目 発表・ディスカッション(23)学習社会とは
第27回目 発表・ディスカッション(24)学習社会を考える
第28回目 発表・ディスカッション(25)学習社会の問題点
第29回目 発表・ディスカッション(26)学習社会の可能性
第30回目 まとめ
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
The Learning Society
Penguin Books Ltd
Robert Maynard Hutchins(著)
9780140211887
1970
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
Robert Maynard Hutchins
Book on Demand Ltd.
Jesse Russell(編)、Ronald Cohn(編)
9785511186917
2013
2
Robert M. Hutchins : Portrait of an Educator
Univ of Chicago Pr
Mary Ann Dzuback(著)
9780226177106
1991
3
Two Faces of Federalism: An Outline of an Argument about Pluralism, Unity and Law
Literary Licensing, LLC
Robert Maynard Hutchins(著)
9781258358716
2012
4
Great Books of the Western World
Encyclopaedia Britannica (UK) Ltd
Robert Maynard Hutchins(著)
9780852291634
1977
5
The Conflict in Education in a Democratic Society
Greenwood Pub Group
Robert Maynard Hutchins(著)
9780300005851
1972
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books

7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
毎回の授業が開始されるまでに、相当の時間を割いて翻訳を完了しておく必要があります。翻訳は毎回の授業で割り当てられますので、翻訳文をプリントにして準備しておいてください。
2.0 時間
授業のなかでおこなわれた翻訳文の吟味をふまえて、基本的な用語の意味するところを理解できているか、文章全体として伝えようとしていることを理解できているか、確認をしてください。
2.0 時間


4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
学期末試験の採点後、授業のなかで模範解答を示し、理解の不充分だった点についても確認をおこないます。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
翻訳の課題を確実にこなしているかどうか(30%)、教科書の中で問題になっているテーマについて主体的に考え、積極的に議論に取り組んでいるかどうか(20%)、学期末試験(50%)で評価します。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
教育について英語で記述されている文献について、基本的な用語について理解しつつ、文章の含意するところを理解する能力を培います。また、米国における生涯学習の営みが、どのような位置づけにあったのかについて、洞察を深めたいと思います。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
遅刻や欠席をしなければならないときは、事前に理由を明らかにしてください。事由不明の欠席や遅刻については、原則的に認めていません。翻訳は骨の折れる作業ですから、かなりの時間を費やす必要があることも、覚悟しておいてください。


Copyright(c)2007-2016 Matsuyama University.All rights reserved.