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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2007~情報資源管理論特講
4
通年

東渕 則之

1.サブタイトル Subtitle
企業経営の方法に関する体系理論である成長ドライバ理論を学んだ上で、ICTの基礎知識を学び、それも活用して、良い会社づくりを考えるための実践的な知識を学ぶ。
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
ディプロマ・ポリシー
指導教員の教育・研究指導と経営学、管理工学、会計学、商学、産業社会等の諸分野の特講科目を受講することによって学識とスキルを培い、教育・研究機関、企業、組織などにおいて教育・研究者、高度専門職業人、指導的人物として必要な能力が修得できる。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
情報という資源は、ヒト・モノ・カネに比べて少し異質で理解しにくい面があります。情報資源管理論特講では、企業全体、部署で、個人で、それぞれ情報をどのように集め、蓄積し、利用すればよいかについて扱います。
この授業では、とくにICTやAI(情報通信技術や人工知能)を使うことによって、良い会社(=「社員を大切にし、社員と会社がともに成長できる会社」)にするにはどうすればよいかを考えます。
それを考えるために、まず、企業経営の全体像を理解するため、成長ドライバ理論を習得していただきます。これにより、会社づくりの実践的な拠り所を習得します。その上で、ICT、AI等にはどんなものがあるか、最先端ではどんなことが起こっているのか、などを学習します。
その上で、ICTやAIをどのように良い会社づくりに使って行くべきか、考えていただきます。
その際、積極的に映像を活用して、わかりやすく実践的な学びを提供します。
そして、架空の会社や実際の会社や店を想定して、ICTによる良い会社づくりを考えてます。
これらを通じて、実践的な経営の本質と方法、ICTの見方や取り入れ方、そして良い会社とはどんな会社で、どうやれば創れるのか等を身につけることが出来ます。
企業の実際や日々の企業社会の動きをビビッドにお話します。企業経営者、経営コンサルタントを将来目指す人、実践から理論を紡ぎ出す研究者を目指す人にもピッタリの内容にしています。
この授業の目的は、企業経営の実践的で適切な思考フレーム持っており、かつ、情報技術の利活用が可能な人材に育っていただく事です。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
第1回目 イントロダクション 
第2回目 成長ドライバ理論のフレームワークを学ぶ(1)~モノから人中心の世界へ
第3回目 成長ドライバ理論のフレームワークを学ぶ(2)~企業経営の全体像
第4回目 成長ドライバ理論の各ドライバのあり方を学ぶ(1)~社長のあるべき姿
第5回目 成長ドライバ理論の各ドライバのあり方を学ぶ(2)~経営理念・ビジョンは経営の基軸
第6回目 成長ドライバ理論の各ドライバのあり方を学ぶ(3)~筋の良いビジネスモデルの考え方1?Value Star Modelの横の流れに沿った詳細なロジック
第7回目 成長ドライバ理論の各ドライバのあり方を学ぶ(4)~筋の良いビジネスモデルの考え方2?Value Star Modelの横の流れに沿った詳細なロジック
第8回目 成長ドライバ理論の各ドライバのあり方を学ぶ(5)~システム化・型決めが成長の道具1?仕組みづくりが成長の鍵となる理由
第9回目 成長ドライバ理論の各ドライバのあり方を学ぶ(6)~システム化・型決めが成長の道具2?様々な仕組みづくり
第10回目 成長ドライバ理論の各ドライバのあり方を学ぶ(7)~行動環境が社員の学習と成長を生む1?5つのサブドライバの発見
第11回目 成長ドライバ理論の各ドライバのあり方を学ぶ(8)~行動環境が社員の学習と成長を生む2?サブドライバを向上させるためのアクション
第12回目 企業環境分析と成果分析 ~企業環境の理解は経営の前提&成果は財務業績のみにあらず
第13回目 成長ドライバ理論を使いこなすポイント ~良い会社づくりは時間軸で考える 
第14回目 成長ドライバ理論で良い会社を分析する ~徳武産業
第15回目 成長ドライバ理論で良い会社を分析する ~ホテル志戸平
第16回目 成長ドライバ理論で良い会社を分析する ~ネッツトヨタ南国
第17回目 良い会社かどうかを診断する仕組みと改善のプロセス
第18回目 ICT(情報通信技術:IoTやAI)の現状と予測 
第19回目 ICT(情報通信技術:IoTやAI)の私たちの暮らしへのインパクト 
第20回目 最先端のICTを学ぶ(1)IoTの基礎知識と応用例
第21回目 最先端のICTを学ぶ(2)AIの基礎知識と応用例
第22回目 ICTの進展を成長ドライバ理論ではどう捉えるか ?経営へのインパクト
第23回目 ICTの進展を成長ドライバ理論ではどう捉えるか ?労働へのインパクト
第24回目 ICTを使って良い会社にする(1)実践研究を行うテーマを決める~実習の際のケースを各自構築する作業(実際の会社やお店でもよいし、架空で作ってもよい)
第25回目 ICTを使って良い会社にする(2)良い会社づくりのために改善したいドライバを見つける、そしてどう改善すべきか、そのあり方を考える
第26回目 ICTを使って良い会社にする(3)各ドライバのありたい姿を実現するために最適なICTツールを考える
第27回目 ICTを使って良い会社にする(4)ICT化がうまく機能するために関連するドライバとの整合性を考える
第28回目 ICTを使って良い会社にする(5)~ICT化の影響の伝播を予想する
第29回目 ICTを使って良い会社にする(6)~以上を総合して良い会社づくりプランニングシート(A3用紙1枚)にまとめて提出する
第30回目 まとめとレポート返却
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
『建設会社でも2ケタ成長はできる!』
東洋経済新報社
東渕則之
4492501368
2005
2
3
4
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
『成長ドライバ理論による良い会社づくりの方法と実践』(ウィズワークスから出版予定)
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
前回までの内容をベースにして、次回内容のテキストや(事前配布の資料がある場合は)配布資料を読み込んでくる。
2.0 時間
各自の方法で、学び考えた内容を整理して、定着させる。
2.0 時間


4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
指導教員は、毎回の発表に対してコメントを行い、その中で適切な問いかけを心がける。院生は考えの枠を越境し今までにない視点から考えることができるようなり、所期の課題を解決する道を発見できるようになる。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
毎回の授業での準備、発言、最終的なレポートなどから、知識の理解、習得度合いを判断するとともに、実践に適用できる力がついたかどうかを審査し、単位認定を行います。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
以下のレベルを学習の到達目標にしています。
成長ドライバ理論を習得し、各ドライバを説明できること。
企業経営上の改善や会社づくりの際に、課題が何であるかを探り、それを解決するには、何を考慮しなければならないか、正確に導き出せること。
その上で、ドライバ間の整合性をチェックし、影響の伝播を正確に予測判断できること。
それらの上で、目前の着手事項を正確に導き出せること。
最先端のICTやAIの概要を理解し、中小企業経営者が理解できるように説明できること。
それらが、成長ドライバ理論のフレームワークでどこに位置付けられ、どのようにそのドライバ、あるいは影響が及ぶドライバにいかなる影響を伝播させるか説明できること。
これらを通じて、中小企業診断士を上回るICTを使った企業経営の改善や良い会社づくりのコンサルティングができること。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
以上は、あくまでも、開講にあたっての基本的なプランです。
授業コンテンツは非常に多くありますので、受講生の希望をお聞きして、上記で良いか確認をし、内容や構成を受講生に合わせてオリジナルな構成に変更することも可能です。
受講に当たって、遠慮なくご相談ください。
14回から16回の事例による学習ですが、学びが多い50社ほどのケースを他に保有していますので、その他の企業でも可能です。また、実際に、私のファシリテートによって良い会社を訪問しベンチマーキング研究も可能です。


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