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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2000~演習第一 (13)SeminarⅠ
4
通年
水曜日4時限
東渕 則之

1.サブタイトル Subtitle
成長ドライバ理論の学習と実践 ― よい会社づくりと地域の活性化
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
ディプロマ・ポリシー
知識・理解
・企業、組織がもつ部門とその活動について理解し、説明できる。
思考力
・企業活動に伴う諸事象について論理的に考えることができる。
汎用的技能
・企業や組織などの諸問題についてITスキルや分析手法を効果的に活用することができる。
・問題を発見し、解決に必要な情報を収集・分析して問題を適切に解決できる。
・他者に自己の考えを伝えること、また他者の考えを聞いて理解することができる。
態度・志向
・社会に関する現代的な専門的教養を修得することができる。
・キャリア意識を高めて自己の職業観を明確にすることができる。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
私のゼミでは、「よい会社づくり」、あるいは「活気のある地域づくり」ができる人材の育成を目指し、その基礎となる理論の学習と実践を通した学習します。その基礎理論は、私が「成長ドライバ理論」と呼ぶ簡単な経営理論です。これは、経営者、経営理念、ビジネスモデル、経営戦略、顧客満足、業務効率化、IT化、コーチング、信頼など、企業経営に求められる諸要素を体系化して、見える化するものです。これは、平時の企業経営だけではなく、企業の再生と成長、ベンチャー起業、地域の活性化などの基本的なツールとして非常に強力なものです。
ゼミに入ると、2年次には、基礎知識としてこの理論とPC(Excel)、簡単なデータ解析(データの収集と分析の仕方)を学びます。3年次は実践の場で学ぶ。調査をもとに地域活性化の提案をしたり、企業とのコラボによって課題解決を行ったりします。4年次では各自の関心に沿って個別にテーマを決めて卒論研究を行います。これらを通して、社会人基礎力、就業力の養成も図ります。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
(前期)
第1回目 イントロダクション     ~演習の目的と目標について
第2回目 チームビルディング研修
第3回目 成長ドライバ理論の学習(1)~モノから人中心の時代へ
第4回目 成長ドライバ理論の学習(2)~経営の全体像としてのフレームワーク
第5回目 成長ドライバ理論の学習(3)~社長
第6回目 成長ドライバ理論の学習(4)~経営理念・ビジョン
第7回目 成長ドライバ理論の学習(5)~ビジネスモデル VSM基礎
第8回目 成長ドライバ理論の学習(6)~ビジネスモデル VSM応用
第9回目 成長ドライバ理論の学習(7)~システム化・型決めの意義
第10回目 成長ドライバ理論の学習(8)~システム化・型決めの方法
第11回目 成長ドライバ理論の学習(9)~社員が育つ行動環境1
第12回目 成長ドライバ理論の応用(10)~社員が育つ行動環境2
第13回目 成長ドライバ理論の応用(11)~ドライバ間の整合性と影響の伝播
第14回目 成長ドライバ理論の応用(12)?良い会社診断システムの考え方
第15回目 成長ドライバ理論の応用(13)~改善工程の考え方

(後期)
第16回目 KJ法の正しい使い方(1)
第17回目 KJ法の正しい使い方(2)
第18回目 マインドマップ技法の学習
第19回目 Excelによる簡単なデータ解析の習得(1)~データの割り算で見える情報
第20回目 Excelによる簡単なデータ解析の習得(2)~データのソートと抽出で見える情報
第21回目 Excelによる簡単なデータ解析の習得(3)~Excelで出来るアンケート集計
第22回目 Excelによる簡単なデータ解析の習得(4)~     〃
第23回目 Excelによる簡単なデータ解析の習得(5)~基本統計量でデータから情報を抽出する
第24回目 Excelによる簡単なデータ解析の習得(6)~相関関係から情報を抽出する
第25回目 Excelによる簡単なデータ解析の習得(7)~回帰分析から情報を抽出する
第26回目 データ解析を実践に活かすために必要な視点(1)?データ整理とデータ分析の違い  
第27回目 データ解析を実践に活かすために必要な視点(2)?ビジネス実践の知識の必要性
第28回目 経営学実力テスト
第29回目 3年次での実践研究テーマを考える
第30回目 まとめ
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
読んで使える!Excelによる経営データ解析
共立出版
東渕則之
4320018273
2006
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
経営統計学のマネジメント的研究-経営データ解析への展開
千倉書房
東渕則之
4805108614
2006
2
分析力を武器とする企業
日経BP社
ダベンポート&ハリス
4822246846
2008
3
建設会社でも二ケタ成長はできる!
東洋経済新報社
東渕則之
4492501363
2005
4
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
『成長ドライバ理論による良い会社づくりの理論と実践』(出版予定)
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
毎回予習が求められます。具体的には、テキストの内容を読んでくること、報告担当になっているチームは、テキスト以外の情報収集やパワーポイントによるプレゼン資料作成も必要になります。また、ゼミの時間以外での企業等へのヒアリングによる調査も行うかもしれません。これらも怠りなく行うことが求められます。ゼミの時間に学んだこと、気づいたことは細かくメモし、何度も確認し、身につけましょう。
2.0 時間
学んだことを体系化して整理し、自分のものにすること。宿題が出された場合は、それをしっかりやること。
2.0 時間


4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
課題を発見し解決するためにチーム活動が多くあります。できるだけチームで協力し可決を目指していただきます。指示は最小限にします。課題が終了した後、取り組み姿勢や方法について評価をフィードバックします。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
以下の「8.学習の到達目標」への到達の程度をもとに評価します(50%)。また、到達結果だけでなく、レポート、発表、質疑応答、ゼミ活動への貢献度など、途中のプロセスも評価対象にします(50%)。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
「会社を経営する」とは、「社員の心を高め、能力を高めること」です。そして「働く」とは「自分の心を高め、能力を高めること」です。その際、「勉強」が鍵です。卒業してからが本当の勉強なのです。
その基盤を作ってもらうのが、私のゼミです。
このゼミの本当の目標は、皆さんに、自ら成長できるだけの力を持った人として社会に巣立ってもらうことです。
さて、具体的には、以下を2年次の到達目標にします。
成長ドライバ理論を理解し、経営が見えるようになること、マインドマップを用いて情報の整理ができるようになること、パワーポイントを使ってわかりやすいプレゼンができるようになること(発表の際の視線や言葉が大切)、データ解析の基本を理解し、簡単なものについてExcelで実践できること。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
2年次後期には、頻繁にノートパソコンを持参して頂きます。
3年次には、私の講義である「経営データ解析」「情報資源管理論」を必ず受講してください。
なお、2年次でゼミを受講する際、パソコンや数学の特別な予備知識は前提にしません。ITスキルズがわかっていれば大丈夫です。数学は簡単な展開だけですので、心配無用です。
課外で行われるデータサイエンティスト養成講座(夏季休暇中)、えひめベンチャー起業塾(後期)は、1年次から4年次までのいずれかの年次でぜひ受講してください。


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