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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
1999~マーケティング論 (1)Marketing
4
前期
月曜日1時限
木曜日3時限
田村 公一

1.サブタイトル Subtitle
マーケティング・マネジメントの体系を学ぶ
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
【知識・理解】企業活動を理解・説明するための専門知識を身につけることができる。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
現代のマーケティングは市場的環境に対する企業の創造的で統合的な適応行動として規定することができる。製品、価格、販売経路、販売促進の4つの機能に大別されるマーケティング手段の効果的な遂行は、今日、企業の存続と成長にとって不可欠の要件となっている。
マーケティングの成立は資本主義経済の高度化と密接な関係がある。それは主要生産部門のかなりの部分に、比較的少数の巨大企業が市場を支配する寡占的構造が成立し、飛躍的に増大した生産力が社会の購買力をはるかに上回るような構造的変化の生じた段階の到来を意味している。このような経済状況のもとで、製造企業間の市場獲得競争は激化し、各企業にとって自己を支えるに足るだけの大きさをもつ安定的市場の確保こそが経営上の第一の課題となり、そのための諸方策の統合化されたものがマーケティング(Marketing)なのである。
本講義の目的は、企業経営におけるマーケティングの重要性をふまえた上で、マーケティング・マネジメントの考え方とケーススタディを呈示することにある。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
第1回目   イントロダクション
第2回目   アメリカ・マーケティング論へのアプローチ
第3回目   マーケティング論の成立
第4回目   科学的管理法からのアプローチ
第5回目   A.W.ショーの研究
第6回目   マーケティングの機能的把握
第7回目   マーケティング論の展開
第8回目   大恐慌とマーケティング
第9回目   マーチャンダイジングの台頭
第10回目  製品計画の展開
第11回目  技術革新とマーケティング論
第12回目  マネジリアル・マーケティングの成立
第13回目  マーケティングのシステム的把握
第14回目  マーケティングの行動科学的把握
第15回目  W.オルダーソンの研究
第16回目  マーケティングの基本構造
第17回目  企業と市場的環境
第18回目  社会経済的構造とマーケティング戦略
第19回目  J.A.ハワードの研究
第20回目  競争構造とマーケティング
第21回目  マーケティング管理の諸領域
第22回目  マーケティング意思決定の構造
第23回目  事業戦略と組織構造  
第24回目  戦略的事業単位(SBU)と戦略的利益モデル
第25回目  マーケティングリサーチと標的市場の選定
第26回目  プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)
第27回目  統合的マーケティング・コミュニケーション(IMC)
第28回目  敵対的M&Aの増大と企業系列
第29回目  戦略的提携と技術資源の補完
第30回目  まとめ
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
流通チャネル・リンケージ論
中央経済社
田村公一
9784502685507
2011
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
マーケティングの構造
ミネルヴァ書房
三浦信
4623006336
1971
2
動態的マーケティング行動
千倉書房
W.オルダーソン
9784805104149
1982
3
ブランド・エクイティ戦略
ダイヤモンド社
D.アーカー
9784478501146
1994
4
コア・コンピタンス経営
日本経済新聞社
G.ハメル他
9784532190316
2001
5
マーケティング学説史:アメリカ編
同文舘
マーケティング史研究会
4495632116
1993
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books

7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
予習:次回の授業内容を確認し、その範囲の専門用語の意味を調べ理解しておくこと。
3.0 時間
復習:授業後にノートなどを見ながら内容を復習し、授業で出された課題があればそれをすること。
5.0 時間


8.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
小テストを学期中に2回または3回程度実施する。模範解答については教室で解説する。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
試験および小テスト提出(70%)、出席および授業への参加意欲(30%)を基準として評価する。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
1.資本主義経済の高度化と、アメリカ・マーケティングの発生との関連性についての理解を深めることで、現代経済における「市場創造」の意義を認識する。
2.マーケティング・マネジメントの4つの機能を駆使した企業の市場適応行動のあり方を、ケーススタディを通して理解する。
3.近年、増大する戦略的提携やM&Aの背景について考察する。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
教科書は学期中を通じて随時活用していくため、講義時間には持参して下さい。
また、ノートの役割について、本講義では黒板の文字を書き写すだけでなく、書きながら考え、疑問に思ったことをメモする思索のプロセスを大切にして頂きたい。


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