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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
1993~流通論Distribution Systems and Management
4
前期
火曜日4時限
金曜日4時限
河内 俊樹

1.サブタイトル Subtitle
生産者から消費者への商品の流れと仕組みを理解し、そこに携わる流通機関の役割や特徴について理解する
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
【知識・理解】企業活動を理解・説明するための専門知識を身につけることができる
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
われわれの生活は、買い物行為なくして成り立ちません。われわれが買い物をするお店(小売店)には、百貨店,総合スーパーマーケット(GMS),食品スーパーマーケット,コンビニエンス・ストア,ディスカウント・ストア,専門店,など様々な営業形態のものが存在し、各店頭では、魅力的な商品がたくさん陳列されてます。しかし、お店に並べられている商品が、どのようにして生産者から届けられたのか、ということに関しては、なかなか知ることがないのが現実です。そこで本講義科目では、生産者から消費者の手元へ商品が届くまでのプロセスや、その間に介在する様々な流通機関の特徴や機能・役割について、学習を進めていくことにします。また、講義内では、流通に関する社会的問題や時事的なトピックスにも目を向けて、随時取り上げていくことにします。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
第1回目 講義の受け方と学習方法、および流通論の講義内容について,流通概念の発生と社会的重要性(1):消費者の生活と流通
第2回目 流通概念の発生と社会的重要性(2):流通概念の発生と社会的分業の進展
第3回目 流通概念の発生と社会的重要性(3):交換概念と売買行為
第4回目 流通概念の発生と社会的重要性(4):流通の基本的役割,流通チャネルのパターン
第5回目 流通概念の発生と社会的重要性(5):商人(商業者)の登場と分業化の進展
第6回目 流通概念の発生と社会的重要性(6):流通と品揃え形成活動
第7回目 流通機能の分類とその内容(1):商流と需給接合機能,取引のプロセス
第8回目 流通機能の分類とその内容(2):物流と物流機能,包装の種類とその役割
第9回目 流通機能の分類とその内容(3):流通加工の役割と意義,投機−延期の原理
第10回目 流通機能の分類とその内容(4):情報流と情報機能,補助的機能としての危険負担機能
第11回目 流通機能の分類とその内容(5):仕入れ契約方式の多様性とリスクへの対応
第12回目 流通チャネルの変化と組織間関係の変化(1):流通チャネルの類型,伝統的流通チャネルと垂直的マーケティング・システム
第13回目 流通チャネルの変化と組織間関係の変化(2):流通チャネルの組織化(流通系列化)
第14回目 流通チャネルの変化と組織間関係の変化(3):流通におけるパワー関係
第15回目 流通チャネルの変化と組織間関係の変化(4):量販店の登場と流通系列化の弱体
第16回目 流通チャネルの変化と組織間関係の変化(5):流通革命の特徴と第2次流通再編成
第17回目 流通チャネルの変化と組織間関係の変化(6):チェーン・オペレーション
第18回目 流通チャネルの変化と組織間関係の変化(7):製販統合(製販同盟)の出現とその論理
第19回目 流通チャネルの変化と組織間関係の変化(8):製販統合(製販同盟)における情報共有化とICT
第20回目 小売業の営業形態と経営原則(1):小売業の分類,小売業のマーケティング・ミックス,小売業の品揃え
第21回目 小売業の営業形態と経営原則(2):小売業の発展プロセス・モデル,デパートメント・ストアの登場とイノベーション
第22回目 小売業の営業形態と経営原則(3):デパートメント・ストアの特徴と経営原則,カテゴリーキラーについて
第23回目 小売業の営業形態と経営原則(4):通信販売業者の登場とイノベーション,チェーン・ストアの登場とイノベーション
第24回目 小売業の営業形態と経営原則(5):チェーン・システムの特徴とその種類
第25回目 小売業の営業形態と経営原則(6):スーパーマーケットの登場とイノベーション,スーパーマーケットの特徴と経営原則
第26回目 小売業の営業形態と経営原則(7):スーパーマーケットの価格戦略,EDLP戦略,etc.
第27回目 小売業の営業形態と経営原則(8):コンビニエンス・ストアの登場とイノベーション,コンビニエンス・ストアのサービス提供
第28回目 小売業の営業形態と経営原則(9):コンビニエンス・ストアのオペレーションシステム
第29回目 小売業の営業形態と経営原則(10):インストア・プロモーション戦略
第30回目 まとめ

・ 講義内容は、必要に応じて変更することがあります。
・ また、小売業のマーケティング戦略(リテール・マーケティング戦略)や、インストア・マーチャンダイジング(店頭の売り場作り・品揃え形成)等についても、随時講義内容として取り上げていきます。
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
ベーシック流通論
同文舘出版
井上 崇通・村松 潤一(編)
9784495647513
2015
2
ベーシック流通と商業〔新版〕
有斐閣
原田 英生・向山 雅夫・渡辺 達朗
9784641123984
2010
3
はじめての流通
有斐閣
崔 容熏・原 頼利・東 伸一
9784641150102
2014
4
アメリカの流通業の歴史に学ぶ(第2版)
中央経済社
徳永 豊
4502519642
1992
5
戦略的商品管理〔改訂版〕
同文舘出版
徳永 豊
4495624520
1980
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
テキストは特に指定しません。
上記以外のその他の基本的な参考文献については、講義の進行に即して紹介して行きます。
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
【予習】次回講義内容について、参考書として紹介されている入門用テキスト(『ベーシック流通論』や『ベーシック流通と商業〔新版〕』)等の該当箇所を読んでおくこと。また、専門用語や概念について調べ、理解しておくこと。
1.5 時間
【復習】講義ノートや配布資料を見ながら講義内容について再度整理をし、講義ペーパーの「学習のポイント」等についてまとめておくこと。
2.5 時間


4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
講義の進行に即して、レポート,課題,コメントペーパーの提出を要求した場合には、次回講義時に解説等を行います。
最終試験に対するフィードバックとその方法については、最終試験に関するアナウンスをする時に周知します。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
本講義では、最終試験:77%,平常点(出席状況と受講態度):23%によって、総合的に成績点を付け、評価します。
また、講義の進行に即して、レポート,課題,コメントペーパーの提出を要求した場合には、評価対象として成績点に加点します。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
生産者から消費者の手元に商品が届くまでの流れや、そこに介在する様々な流通機関の特質や機能・役割について、理論的・論理的に説明できるようになるための基本的な流通知識を習得すること。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
(1) 流通論をより理解するために、「商学総論」や「マーケティング論」を履修していることが望ましい、と考えらます。
(2) 講義受講マナーの常識として、他の受講生の迷惑となる行為は認められません。例えば、遅刻,私語,携帯電話・スマートフォンの使用などは当然慎むこと。また、帽子やサングラスを着用したままでの受講は、受講態度・マナーとして不適切であることを自覚すること。以上の点は、大学生として要求される当然の受講マナーです。


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