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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
1988~経営情報総論Introduction to Management Information Systems
4
通年
火曜日4時限
上杉 志朗

1.サブタイトル Subtitle
経営情報学の概要を学ぶ
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
○卒業認定・学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
カリキュラムマップにおける「(知識・理解)企業活動を理解・説明するための専門知識を身につけることができる。」に対応。
○教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
各コース共通の核科目。幅広い教養知識と専門知識および理解力、思考力、技能、意思の伝達と表現能力、社会的使命感、グローバル意識などを身につけさせるために、設置された情報コースの専門科目で、一年次以上配当として配置。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
時代は価値観と技術の大きな転換期にあります。高度経済成長からバブル崩壊、その後の失われた20年を経て、心の豊かさや繋がりが重視され、AIや電子商取引の普及が働き方の改革をもたらしています。スピードや効率と同時に、労働力不足を背景にやりがいが求められています。インターネットがモノ同士をつなぐIoTの進化、自律的に動くロボットによる自動生産システム、3Dプリンタによるファブレスなど、ものづくりだけでなく流通や人々の暮らしを大きく変わりつつあります。これらICT(情報通信技術)の発達、進化は、企業経営に大きなインパクトを及ぼしています。変化をしっかり捉え、利用できる力をもてば、住んでいる場所に縛られないで新たな価値創造ができる面白い時代になったと言えます。
「経営情報学」は、このような背景の下にある、情報や情報技術を、企業経営や社会に適用することについて研究する比較的新しい学問分野です。そこで、この講義のテーマは、「経営情報学」に関する諸学問を総論として学ぶということです。初めて学ぶ諸君が、今後、経営情報学の諸分野についての専門的な学習をすすめる前に身に着けておくべき基礎的な事柄を学ぶことを目的としています。事例を目のあたりにして、企業経営や経済や社会の展開を理解したり、予測したりする力を養うことができます。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
第1回目  イントロダクション 講義の概要と進め方について
第2回目  経営の全体像を学ぶ(1) なぜ学ぶ必要があるか
第3回目  経営の全体像を学ぶ(2) 経営理念・ビジョン、ビジネスモデル、システム化・型決め
第4回目  経営の全体像を学ぶ(3) 事例から学ぶ良い会社とは
第5回目  コンピュータの動き方
第6回目  インターネットの動き方
第7回目  IoT、インダストリー4.0
第8回目  AI、機械学習
第9回目  経営に統計手法を活かすには(1) 統計手法の知識より大切なこと
第10回目  経営に統計手法を活かすには(2) データ分析とは
第11回目  経営情報・経営工学の社会における位置付けと情報資格の紹介
第12回目  生産管理と品質管理から考える経営情報、線形計画法(LP)、階層分析法(AHP)
第13回目  日程計画法(PERT/CPM)
第14回目  ゲーム理論・競争市場のモデル(クールノー・ベルトラン・シュタッケルベルグ)
第15回目  前期のまとめと、中間試験と解説
第16回目  情報コースで学ぶ科目の経営における重要性(1) 情報処理系の科目
第17回目  情報コースで学ぶ科目の経営における重要性(2) 経営情報系の科目
第18回目  入門 ICカードシステム
第19回目  情報利用(大学、社会)と論理的思考、IT環境、デザイン思考
第20回目  ネットで買物・売手と買手(電子商取引)
第21回目  ネットの安全・安心(インターネットセキュリティ)
第22回目  ビッグデータとプライバシー保護、情報倫理
第23回目  情報システムの開発方法(1) SDLC法、プロトタイプ法などの手法について
第24回目  情報システムの開発方法(2) 開発のための工程計画について
第25回目  情報システムの保守、分析方法
第26回目  情報化推進の体制 (組織、役割、問題点など)
第27回目  情報システムへの投資(コスト問題と評価手法について)
第28回目  情報システムの品質維持
第29回目  システム監査の考え方と手法について
第30回目  総合まとめと、最終試験、解説
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
経営情報論 新版補訂
有斐閣アルマ
遠山 曉他
9784641220577
2015
2
3
4
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
以上に掲げる参考書以外は、適宜プリントを配布する。
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
予習としては、各テーマを予習するために、講師からの指示が与えられた学習課題について、個人やグループで準備をすること。
2.0 時間
復習としては、各テーマを復習するために、講師からの指示が与えられた学習課題について、個人やグループで学習をすること。
2.0 時間


4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
学習支援システム(MoodleやGoogle Class)によって復習教材を配布された教材については、それぞれのシステム上でフィードバックを配信するので確認すること。定期試験の模範解答についてもシステム上に配信するので確認すること。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
中間試験と最終試験の得点によって評価します。ただし、試験のかわりにレポートを課すことがあります。
中間は40パーセント、最終は60パーセントの割合とします。
前期、後期いずれにおいても、欠席回数が5回を超えた場合には試験が受験できません。
欠席が合計で10回を超えた場合にはF評価とします。
遅刻については、3回の遅刻で1回の欠席扱いとします。出席管理システムを停止させて講義が開始されてから以降が遅刻です。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
情報処理論、経営情報システム論、経営工学論、webデザイン論、情報資源管理論、電子商取引論、情報セキュリティ論、品質管理論、生産管理論、経営科学論、経営統計論など情報関連の各専門分野について、発展的な学習が可能になる知識を身に着ける。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
(出席管理)
原則として、出席管理は学生証のICカード機能を利用しておこないます。学生証を携帯することは規則で決まっていることです。学生証を携帯していない場合は出席とならないばかりでなく、講義が聴講できない場合があるので、必ず携帯してください。紙による出席カードは講師から特別な指示がない限り受け付けられないので注意してください。
(指定席)
座席は座席表による指定席としています。
(私語への対応)
私語は厳禁です。講師から会話してもよい、という指示がない時の学生同士の会話は私語です。講師から私語が中止されたにもかかわらず、私語を続けた場合には退室が命じられることがあるので注意してください。


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