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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2002~情報科学IInformation Science I
2
前期
水曜日1時限
墨岡 学

1.サブタイトル Subtitle
アルゴリズムによる社会の変革
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy

3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
古代ギリシアの時代からアルゴリズム(Algorithm)の原型は存在した。例えば、紀元前4世紀頃からあったといわれる「ユークリッドの互除法」。しかし、高性能コンピュータの登場と普及により強大な力を発揮し始めたアルゴリズムが我々の社会を変革の世紀に突入させることになった。世界の金融取引の中心であるウォール街において金融新商品が次々と誕生した背景にはアルゴリズムの存在が欠かせない。日常生活で欠かせなくなってしまったグーグル(Google)などのウェブ検索もアルゴリズムの応用である。映画や音楽のヒット予測もアルゴリズムが活躍する舞台である。また近年誕生したデジタル暗号通貨も背景には数学と暗号理論が存在することから、アルゴリズムが作り出した通貨ともいえる。具体的に現在利用されている暗号理論はユークリッドのアルゴリズムを発展させた整数論が基礎になっているといえば驚くかもしれない。
このようなアルゴリズムの基礎から応用を米国のテクニカル・ライターの著書『アルゴリズムが世界を支配する』を参考書にし学習する。また、アルゴリズムを動かすためのプログラムの初歩も学習する。これらの後半は、情報科学IIでのJavaScriptによるプログラムへ続く。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
第1回目 イントロダクション
第2回目 アルゴリズムが変革させた我々の社会生活
第3回目 人類とアルゴリズムの歴史
第4回目 自然界と黄金比などのアルゴリズムの存在
第5回目 ライプニッツ:アルゴリズムのゴッドファーザー、上
第6回目 ライプニッツ:アルゴリズムのゴッドファーザー、中
第7回目 ライプニッツ:アルゴリズムのゴッドファーザー、下
第8回目 ガウス:論理とアルゴリズム、上
第9回目 ガウス:論理とアルゴリズム、中
第10回目 ガウス:論理とアルゴリズム、下
第11回目 パスカル、ベルヌーイ:世界を変えたサイコロゲーム、上
第12回目 パスカル、ベルヌーイ:世界を変えたサイコロゲーム、中
第13回目 パスカル、ベルヌーイ:世界を変えたサイコロゲーム、下
第14回目 プログラムとアルゴリズムの例
第15回目 まとめ
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
アルゴリズムが世界を支配する(角川EPUB選書) Kindle版
Amazon Services International, Inc.
クリストファー・スタイナー
B00FMI2XIW
2013
2
3
4
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
次のウェブサイトで授業のための講義ノート及び追加情報を受講生に提供する。
http://manabu.gomen.org/
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
講義前に事前に提示された講義ノートの部分を読んでおくこと。
http://manabu.gomen.org にある授業関連資料を読むこと。
その他、授業時に適宜指示する。



8.フィードバック Instructor Feedback

9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
レポートの提出(50%)と、随時実施する理解度テスト(50%)により成績を評価する。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
人類とアルゴリズムの歴史を外観し、数学者などがアルゴリズムの発展にどのようにかかわってきたのかを理解する。さらに、現代社会の金融を中心とした経済活動のなかでのアルゴリズムの重要性を理解する。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
授業中の理解度判定やアンケートなどにスマートフォンなどを利用する。


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