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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2002~哲学II (2)Philosophy II
2
後期
木曜日1時限
二瓶 真理子

1.サブタイトル Subtitle
心と行為の諸相を哲学する。
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy

3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
この講義では、現代哲学を中心に、心と行為についての哲学的議論を整理し検討していきます。講義の目的は、①心と行為をめぐる哲学の基本的概念や立場を理解し、それらについて自身の批判的観点を持てるようにすること、②哲学的な概念定義や論証に触れることで、議論や論述のスキル、方法論を習得することです。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
第1回目 イントロダクション:心・行為・自由をめぐる見取り図
第2回目 心の哲学の問題圏 心は(どこに)あるのか?
第3回目 心脳同一説;心は脳に他ならないのか?
第4回目 志向性・クオリア:人間の心に固有のものはあるか?
第5回目 他我問題:他人は心を持っているか?
第6回目 「ロボットは心を持つか?」という問題をどう考えるか?
第7回目 行為と自由の哲学の問題圏 人間のふるまいをどう説明するか? 
第8回目 意図的行為の意味:同一のふるまいにも様々な理由がありうるのか?
第9回目 行為の原因と理由:行為の原因と理由は同一なのか否か?
第10回目 決定論と両立論:自由意志と因果的決定論は両立するのか?
第11回目 選択可能性と行為者性:いつ行為の責任が問えるのか?
第12回目 自己欺瞞と意志の弱さ:わかっているのにやめられないのはなぜか?
第13回目 共同行為;複数の人間がひとつの行為をなすことはできるか?
第14回目 意図の計画理論:人間は長期的な計画をする生き物か?
第15回目 まとめ.
*講義の順番や進捗状況は、変化することがあります。
 とくに11回目以降については、履修者の関心や理解度に応じて内容の変更や省略もありえます。
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
高校倫理からの哲学 自由とは?
岩波書店
直江清隆・越智貢
9784000285445
2012
2
心の哲学入門
勁草書房
金杉武司
9784326153923
2007
3
自由と行為の哲学
春秋社
門脇俊介・野矢茂樹
9784393323243
2010
4
ロボットの心 7つの哲学物語
講談社現代新書
柴田正良
9784061495821
2001
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
各回に資料を配布します。
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
・講義前後に、配布資料に目を通し、これまでの講義の中身を自分なりに整理してください。
・わかりにくい点や疑問があれば、質問または各回のコメントシートに記入するなどしてください。
・講義中に適宜、参考資料の紹介や補足資料を配布するので、講義内容の理解のために活用してください。



8.フィードバック Instructor Feedback

9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
下記到達目標に達しているかを以下の割合で評価します。中間テストは学期中に1回実施する予定です。
・中間テストの結果 40%
・最終試験の結果(概念の説明や意見論述についての筆記問題)60%
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
・心と行為をめぐる哲学的議論の基本的概念や議論の問題構造について理解する。
・それらの概念や議論について、自分自身の意見や立場をもち、評価することができる。
・哲学的概念や論証の技術を使用しながら、自分自身の意見や立場を表現することができる。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
オフィスアワー、教員メールアドレス等は、授業中に提示します。


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