1.サブタイトル Subtitle |
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2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy |
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3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course |
| 【テーマ】産業教育とは,学校教育機関,公共職業訓練機関,職場等において実施される,産業や職業に関わる教育のことである。特定の職業において働くために必要な専門的知識・技能・態度のみならず,働くこと一般に関わる広い知識・技能・態度を含む教育内容を扱う。本授業では「職場における人材育成」に焦点を絞り,入門的な内容を学習する。本授業で皆さんと共有したい,探求すべき問い(コース・クエスチョン)は,「職場における人材育成において,どのようにしたら,効果的,効率的で,深い学びをもたらすことができるのか。その学びを通して,どのようにしたら,個人の自己実現と組織の目的達成を同時に達成することができるのか」というものである。 【目的】 職場における教育担当者として,効果的,効率的に,深い学びを学習者に提供するために必要となる能力を身につける。
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4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline |
| 【オリエンテーション】 第01回目 ガイダンス 第02回目 コミュニケーションスキル・トレーニング
【第1部】OJT(On the Job Training) 第03回目 OJT概論 第04回目 ケーススタディー① 第05回目 職場内教育の手法について 第06回目 ケーススタディー② 第07回目 コーチングについて 第08回目 第1部「OJT」確認テスト
【第2部】自己啓発 第09回目 自己啓発概論,自己分析・他者理解 第10回目 リフレクションとフィードバック 第11回目 自己肯定感について(ゲストスピーカー招聘) 第12回目 L.L.チャートを使用した自己分析 第13回目 ミッション/ビジョン/ゴールを描く 第14回目 目標/方法の設定 第15回目 メンタリング 第16回目 第2部「自己啓発」確認テスト
【第3部】Off-JT (Off- the Job Training) 第17回目 Off-JT概論 第18回目 模擬研修実践 第19回目 人材育成ビジョンの重要性について 第20回目 人材育成プログラムの立案手法について①「目標」 第21回目 人材育成プログラムの立案手法について②「教育方法」 第22回目 人材育成プログラムの立案手法について③「実施要項」 第23回目 プレゼンテーションスキル・トレーニング①:アウトライン 第24回目 プレゼンテーションスキル・トレーニング②:伝え方 第25回目 ポスターセッション 第26回目 ルーブリック評価について 第27回目 受講生によるOff-JTプログラムの実施と評価①:チームA 第28回目 受講生によるOff-JTプログラムの実施と評価②:チームB 第29回目 第3部「Off-JT」確認テスト 第30回目 リフレクション/授業評価アンケート・まとめ
授業の特徴
【参加型学習】 授業に参加することが求められます。単に教員が説明する講義を聞くだけでは,学習効果は高まりません。本授業では,講義以外に,個人・ペア・グループでのワークが多く盛り込まれています。講義の最中でも,学習者が発言する機会を多くとります。積極的に,参加することで,学習効果を高めることができます。 【リアルな学習】 皆さんは,学生であると同時に,架空の外食産業企業の人事部研修課員として学習に参加します。9月採用予定の新人研修を担当することを想定し,人事部長の下で必要事項を学びます。また各回の授業は,実際の職場の事例を使います。ゲストスピーカーも招へいします。このようにリアルな学びに参加することで,本気で学習に取り組めます。 【プロジェクト学習】 第3部では,新人研修プログラムを企画・立案し,実際に研修を行ってもらいます。これらに必要な知識は講義を通して伝えます。プロジェクト学習を通して培われる「バラバラになった知識や技術を統合していく力」こそ職場で必要とされているものです。 【協同学習法】 現在,職場で最も求められているコミュニケーション能力を向上させる研修を体感してもらうために,4~5名でチームを組織し,受講生同士のコミュニケーション,教えあい,学び合う機会を多く作ります。期間中数回チーム替えを行い,できるだけ多くの人たちとの接する機会を作ります。「人は一人でも学べますが,複数だともっと学べる」という協同学習法の考え方に則ります。 【動機づけ理論を踏まえた授業構成】 自分で選択して提出することができるボーナス課題が設定されていますので,それらにチャレンジすることで,自分の能力をさらに伸ばすこともできます。具体的には,レポート,プレゼンなどが用意されています。また目標を明確に設定して授業は構成されています。こうした様々な授業運営の工夫の背景には,動機づけ理論が存在しています。なぜ講師はこのような言動をとるのかを考えながら受講しましょう。
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5.利用教科書 Textbook(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
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6.参考書 Reference Book(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
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※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books |
| ・第1/2/3部の最初に「ワークブック」を配布する。 ・スクリーンでの提示資料は配布しないが,各種障害のために現物が必要な場合は事前に申し出ること。
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7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class | 時間 |
| 講義前に,授業で取り扱う内容を自己に当てはめ,該当する事例(サークル,アルバイト等での活動・行動等)をまとめておくこと。 グループ課題においては,授業時間外にメンバーで集まり,課題を共有し,事例や文献等を参考に学習すること。 その他,授業時に適宜指示する。
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8.フィードバック Instructor Feedback |
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9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation |
| ◎以下の6つの項目での評点合計が60ポイント以上の学生を評価対象とします。 (1)第1部・第2部第3部テスト 45p.(15p×3回/個人課題) (2)ゲストスピーカー講演に関するレポート 5p.(個人課題) (3)新人研修プログラムの実施 5 p.(グループ課題) (4)毎回のコメントシート提出 30p.(1p×30回/個人課題) (5) グループワークの相互評価 15p.(5p×3回/個人課題) ※1 新人研修プログラムは,グループ課題であり,グループメンバーには同じ評価がつけられる ※2 合計ポイント数により右記基準で判断する(S:90-100p. A:80-89p. B:70-79p. C:60-69p. X:59p.以下) ※3 最低限出席回数については松山大学の基準に従う ※4 授業を欠席すると4ポイント減点となるので注意すること ※5 適宜ボーナス課題が提示されるので,欠席した場合や更に能力を高めたい場合は積極的にチャレンジするとよい
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10.学習の到達目標 The Main Goals of Course |
| 目標① 職場における自己啓発の進め方を説明できる。 目標② 職場におけるOJTの進め方を説明できる。 目標③ 職場におけるOff-JTの進め方を説明できる。 目標④ 職場における新人研修プログラムを作ることができる。 目標⑤ モチベーションに関する持(自)論を説明できる。
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11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students |
| ★受講が推奨される人 ①将来,職場で人材育成や能力開発に関わる業務に就きたい人。人材育成業界で働きたい人。 ②現在もしくは将来,ゼミ・研究室,サークル,スポーツ,アルバイト先・職場において,人に教える立場にあり,より効果的に指導をしたいと考えている人 ③人に教えることが得意だったり,好きな人。本授業を通して,人を教える力をさらに伸ばすことができます。 ④人に教えることが不得意だったり,面倒に感じている人。本授業を通して,人を教える力を伸ばすことができます。 ★受講の最低限のルール 授業開始直後に出席カードを回収します。その場にいなければ欠席扱いとなります。
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