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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
1999~資金会計論Cash Flow Accounting
4
後期
火曜日4時限
木曜日4時限
川端 保至

1.サブタイトル Subtitle
キャッシュベース会計の研究
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy

3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
本講義では企業経営ないし企業会計上重要な資金(キャッシュ)を中心にした会計理論を講義・実習する。
 キャッシュフロー計算書はわが国では西暦2000年度以降の会計年度についていわゆる大企業に対して作成が強制された。この結果従来の貸借対照表、損益計算書に加えて、キャッシュフロー計算書の3つの財務情報がステークホルダーに対し開示されることになった。
 これら財務諸表のほかに内部資料として企業は「資金繰り表」を作成していた。現在も企業は資金繰り表を毎月ないし毎週を基準に作成している。資金繰り表は、抽象的な収益費用計算の貸借対照表や損益計算書と異なり、企業の命ともいうべき「現金」の入出金を予測して資金収支を計画していく重要な内部の計算書である。
 本講義では、キャッシュフロー計算書の意義、目的、利用方法(分析手法)、作成方法からはじめて、資金繰り表の作成方法、あるいは(キャッシュフロー計算書を作成していない企業の財務内容の分析手法として)複数期間の貸借対照表の比較から資金収支を知るための方法までをとり上げて論じていく。受講生にも理論だけではなく、実戦訓練として自分自身で作成練習を行ってもらう予定である。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
第1回 イントロダクション
第2回 キャッシュベース経営の重要性(過去の事例)
第3回 資金運用表の内容と作成(1)ー実際に作成してみよう
第4回 資金運用表の内容と作成(2)ー分析意見の発表
第5回 キャッシュ・フロー計算書の内容ー損益計算書との違い
第6回 キャッシュ・フロー計算書の分析方法
第7回 各社のキャッシュ・フロー情報を分析してみよう
第8回 キャッシュ・フロー計算書の意義
第9回 キャッシュ・フロー計算書の作成方法ー直接法・営業キャッシュ・フロー
第10回 キャッシュ・フロー計算書の作成方法ー直接法・営業キャッシュ・フロー(実践練習)
第11回 キャッシュ・フロー計算書の作成方法ー間接法・営業キャッシュ・フロー
第12回 キャッシュ・フロー計算書の作成方法ー間接法・営業キャッシュ・フロー(実践練習)
第13回 キャッシュ・フロー計算書を「勘定式」に組み換える
第14回 キャッシュ・フロー計算書を「勘定式」に組み換えて読み解く・営業活動のどこからキャッシュが誕生しちるか
第15回 キャッシュ・フロー計算書を「勘定式」に組み換えて読み解く・将来にむけてキャッシュを使っているか
第16回 中間試験
第17回 資金繰り表の意義と内容
第18回 利益計画と資金計画(と資金繰り表)
第19回 利益計画と資金計画の立て方、
第20回 資金繰り表の作成ー簡易版(単純な)資金繰り表
第21回 資金繰り表の作成
第22回 資金繰り詳細表ー売上債権
第23回 資金繰り詳細表ー買掛債務
第24回 資金繰り表の作成練習・超簡単作成法
第25回 資金繰り表の作成練習・月次資金繰り表
第26回 資金繰り表の作成練習・週次資金繰り表
第27回 資金繰り表の作成練習・旬次資金繰り表
第28回 業種別資金繰り表の考え方
第29回 まとめ
第30回 期末試験
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
未定
未定
未定
9784903111940
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
未定
未定
未定
9784903111940
2
3
4
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
資料を配付して実際に練習します。電卓が不可欠です。
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
簿記の知識が不可欠です。複式簿記の仕組み(勘定科目、仕訳、試算表、精算表、貸借対照表、損益計算書)を知っていないと授業で頓挫します。注意してください。



8.フィードバック Instructor Feedback

9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
受講状況と適宜実施する小テストが20%、中間テストと期末試験の結果を合わせて80%で評価します。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
キャッシュ・フロー計算書の内容、作成方法、キャッシュ・フロー情報の分析方法が理解できる。
資金繰り表の作成方法、内容が理解できる。
キャッシュベース経営の重要性が理解できる。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
簿記知識が不可欠です。まず簿記を勉学して参加してください。


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