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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
1984~産業心理学Industrial Psychology
4
集中
その他
牧野 幸志

1.サブタイトル Subtitle
産業社会の成り立ちから経営とマーケティングまで
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
この科目は、以下の経営学部経営学科の教学に関わる教育方針と関連しています。

知識・理解
?社会が必要とする経営分野の専門知識を修得して活用できる。
?企業、組織と社会との関係について理解し、説明できる。

思考力
?企業活動に伴う諸事象(不祥事、リスクマネジメント、非営利活動など)について論理的に考えることができる。

汎用的技能
?社会の中の問題を発見し、解決に必要な情報を収集・分析して問題を適切に解決できる。
?他者に自己の考えを伝えること、また他者の考えを聞いて理解することができる。

態度・志向
?経営分野におけるキャリア意識を高めて自己の職業観を明確にすることができる。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
産業心理学は、産業社会における組織の中の人間の心理と行動に焦点を当てている。経営効率を上げるにはどうすればいいのか,人はなぜ働くのか,働きやすい職場とはどのような職場か,集団の意思決定は安全か,リスクマネジメントとは?広告の効果などについて考えていく。また、近年多発している企業による不祥事や事故の原因についても心理学的な観点から解説する。最後に,経営におけるマーケティングについて心理学的に分析していく。授業の中では,学生が主体的かつ積極的に活動するアクティブ・ラーニングを行います。積極的に参加してください。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
第1回 ガイダンス 心理学とは何か? 実験法、調査法、観察法
第2回 心理学の基礎(知覚心理学) 錯視、錯覚、認知のズレ
第3回 心理学の基礎知識(記憶と学習) 短期記憶、長期記憶
第4回 産業心理学のはじまり 産業心理の必要性、産業心理のきっかけ
第5回 産業心理学の目的 産業心理学の目的とする行動、産業心理学の目指す社会
第6回 産業心理学の発展 産業心理の歴史、産業心理の応用
第7回 ホーソン研究 産業労働の始まり ホーソン研究の内容、ホーソン研究からわかったこと
第8回 ワーク・モティベーション 人はなぜ働くのか? 動機づけ、外的動機付け、内的動機付け
第9回 人間の報酬と動機づけ 報酬だけが大事なのか? 金銭的報酬以外の動機
第10回 組織の中の人間行動① 防衛的自己呈示 謝罪、弁解、正当化 
第11回 組織野中の人間行動② 主張的自己呈示 取り入り、自己宣伝
第12回 組織の中の人間関係① 同僚とのコミュニケーション コミュニケーション・スキル、スキルの向上
第13回 組織の中の人間関係② 上司とのコミュニケーション 交渉術、お世辞
第14回 説得的コミュニケーション 説得テクニックとは? 説得術、送り手の要因、メッセージの要
第15回 リーダーシップ 三隅のPM理論
第16回 集団の問題解決と意思決定 集団思考、集団の意思決定の罠
第17回 職場における人間関係とストレス 職場のストレス、心理的ストレスモデル
第18回 職場でのソーシャル・サポートと健康 ソーシャル・サポートの質と量、道具的ソーシャル・サポートと情緒的ソーシャル・サポート
第19回 産業社会における過去の事故・事件 過去の企業による事故の事例、過去の企業による事件の事例
第20回 現代社会における不祥事と事故 不祥事の原因となる心理的要因、隠ぺいと集団心理
第21回 人間の情報処理とヒューマンエラー 意図的ではないエラーとその原因
第22回 リスクマネジメント① 人は失敗をする生き物である  ヒューマンエラーとリスクマネジメント 
第23回 リスクマネジメント② 失敗が起こる理由と対策 ヒューマンエラーの予防と対策
第24回 リスクマネジメント③ 実際のリスクマネジメント事例 リスクマネジメントの方法
第25回 産業社会におけるストレスマネジメント ストレスへの対処法、ストレスへの予防
第26回 産業社会における生産者と消費者 生産者と消費者との関係性、消費者の心理
第27回 マーケティングと消費者心理学 売れる商品、売れない商品の違い
第28回 消費行動における広告の効果 広告の種類と広告の効果、媒体の特徴
第29回 テレビCMの効果とその傾向 テレビCMに見られる手法とその効果、近年のヒットCM
第30回 まとめ 

・内容は,多少変わることがあります。
・心理学の理論的背景(基礎)を理解し,どのように応用できるかを解説する。
・授業中に実践してみることもある。
・人間心理を理解し、他者の行動を観察してほしい。
・意見交換などを行うので知り合いと受講することを勧めます。
・グループワークをやることもあります(アクティブ・ラーニングを行います)。
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
組織行動の社会心理学
北大路書房
田尾雅夫
4762822248
2001
2
産業心理学への招待
有斐閣ブックス
佐々木 土師二
4641085625
1996
3
現代社会の産業心理学
福村出版
向井 希宏・蓮花 一己
4571250304
1999
4
エミネント・ホワイト
北大路書房
小口孝司・楠見孝・今井芳昭
4762823023
2003
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
特に教科書は指定しない。毎回プリントを配布する。授業中にパワーポイントで資料を提示するのでノートを取ること。また,内容によってはVTRを視聴する。授業内容に興味を持った方は,参考書の中から好きなものを読んでほしい。授業で使うので,以下のものを準備しておいてください。(1)色鉛筆(12色程度,100均で十分),(2)計算機(計算をすることがあるかもしれません。100均で十分),(3)ルーズリーフ(作業に使います)。
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
予習:次回の内容を確認し、その範囲の専門用語やテーマの意味を調べ理解しておくこと。
3.0 時間
復習:授業後にプリントなどを見ながら内容を復習し、授業で出された課題があればそれをすること
3.0 時間
課題レポート:毎回授業中に課題が出される。その課題を振り返りながら復習をし、それに関連する事例を探すこと。
2.0 時間

8.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
授業内での課題に対しては、その授業の最後に解答と解説をフィードバックする。
レポートなどの提出課題については、その内容の評価と解説を授業の最後にフィードバックを行う。
最終試験では、試験時間後に問題のポイントを解説する。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
最終試験(80%),授業内課題点(20%)の合計にて多角的に評価する。
最終試験はマークシート問題と記述式問題があります。
授業内課題では、授業担当者の質問への解答を記入し提出すること。
出席点はありません。
授業中の私語,居眠り,スマホ・携帯の使用を禁止します。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
企業、組織と社会との関係について理解し、説明できる。
また,組織の中で人間関係を構築し,良好に保つ技術を身につける。
マーケティングにおける心理的効果について説明することができる。
企業活動に伴う諸事象について論理的に考えることができる。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
この科目は集中授業です。受講期間、1日の受講時間(4コマ連続)が長くなります。体調を整えて参加してください。授業中は,遅刻、私語,居眠り,不必要な入退室,スマホ・携帯の使用などを謹んで,集中して聞いてください。
学生の主体性と積極性を重視するアクティブラーニングを行います。質問などは休み時間に受け付けます。


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