ウエスギ シロウ   UESUGI Shiro
  上杉 志朗
   所属   松山大学  経営学部 経営学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/06
形態種別 学会報告
標題 大学IRを推進する際のIT活用の課題
執筆形態 共著
掲載誌名 『情報経営 春号 第76回全国大会予稿集』
掲載区分国内
出版社・発行元 日本情報経営学会
巻・号・頁 (春),127-130頁
著者・共著者 松本恭介
概要 大学IRを推進するために、IT(情報技術)を活用する際に、技術受容(Technology Adoption)には、様々な課題を観察する事が出来る。一般的な技術受容と、大学IRとの違いについて、実例に基づいて、次の様に検討する。
 まず、大学IRは、一般的な企業や組織、さらには、個人における技術受容とは異なる特徴があることを事例から示す。
 次に、その違いの原因が、大学という組織の特徴から来るのか、それとも、大学IRで用いるITから来るのか、さらには、大学IRという目的とITの関係性から来るのか検討する。
 先行研究によれば、大学IRは、大学IRという目的と組織構造との間に、大学IRを達成する上ではピットホールを生み出す要因がある。そこで、アメリカIR学会(Association of Institutional Research)では組織構造自体を改造する事が提案されているものの、実態として、IR活動に当たる現場がどれだけITに対する受容があるかというと、甚だ心もとない。
 以上の様な課題を実例に基づいて提示し、解決方法を検討する。