アキヤマ シンジ   AKIYAMA Shinji
  秋山 伸二
   所属   松山大学  薬学部 医療薬学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2008/12
形態種別 研究ノート
査読 査読有り
標題 愛媛県における2009年のスギ・ヒノキ科花粉飛散数の予測
執筆形態 共著
掲載誌名 中国・四国空中花粉研究誌
掲載区分国内
巻・号・頁 19,7-11頁
著者・共著者 檜垣 義光、井関 孝一、大泉 えり子、神野 由美子、秋山 伸二、相良 英憲、難波 弘行
概要 年間シギ・ヒノキ科花粉数(以下,年間総花粉数)と前年7月の最高気温平均値,さらに年間総花粉数と7月の年次気温差(昨年7月最高気温平均値-一昨年7月最高気温平均値)との間には有意な相関関係が認められるため、7月の最高気温平均値や7月の年次気温差は年間総花粉数を予測するには重要な気象因子である.
愛媛県においても,年間総花粉と前年7月の最高気温平均値,さらに年間総花粉数と7月の年次気温差との間には有意な相関関係が認められるため,2003年から継続して年間総花粉数を予測している.
今回我々は,愛媛県内4花粉観測施設(以下,観測施設)における2008年の年間総花粉数の予測数と実測値について比較検証するとともに,2009年の年間総花粉数について予測した.また,愛媛県における年間総花粉数に関して,スギ花粉数とヒノキ科花粉数の割合についても検証し,若干の知見を得たので報告する.
2009年の年間総花粉数の予測数は,過去10年間の年間総花粉数の平均値と比較すると約1.5倍~1.9倍と大量に飛散すると考えられるため,花粉症患者に対する早期からの情報提供や予防対策,さらに早期治療を呼びかける必要があると思われる.