アキヤマ シンジ
AKIYAMA Shinji
秋山 伸二 所属 松山大学 薬学部 医療薬学科 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2001/11 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | Adrenomedulin inhibits neurotransmission of calcitonin gene-related peptide(CGRP)-containing vasodilator nerves in rat mesenteric resistance arteries |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Peptides |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 22(11),pp.1887-1893 |
著者・共著者 | Shinji Akiyama, Hiromu Kawasaki, Aya Shimogai, Yuji Kurosaki |
概要 | 私たちは,ラット腸間膜動脈抵抗血管がカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)含有血管拡張性神経(CGRPergic神経)に神経支配されていることを報告した.また,アドレノメデュリン(AM)がCGRP受容体に作用して腸間膜血管拡張を起こすことも証明した.今回の研究は,ラット腸間膜動脈におけるCGRP作動性神経伝達に対するAMの影響を調べるために計画した.前収縮させた内皮除去標本において,動脈周囲神経刺激(PNS; 1, 2 Hz)は,頻度依存的な血管拡張を生じた.灌流液中へのCGRP(10 pmol)注入も血管拡張を起こした.AM(0.1-10 nM)は,濃度依存的にPNSによる血管拡張を40%-60%抑制したが,外因性のCGRP注入による血管拡張は抑制しなかった.PNSによる血管拡張に対するAM(10 nM)の抑制作用は,CGRP[8-37](CGRP受容体アンタゴニスト, 50 nM)によりさらに増強され,CGRP[8-37]はまたCGRP注入による血管拡張反応をも減弱した.AM[22-52](AM受容体アンタゴニスト, 10-100 nM)の同時灌流は,CGRP注入による血管拡張反応には影響せず,PNSによる神経性血管拡張をさらに抑制した.CGRP[8-37]は,AM灌流による血管拡張を抑制したが,AM[22-52]は抑制しなかった.これらの知見から,AMがおそらくCGRP受容体とは異なる受容体を介してCGRP遊離を減少させることによりCGRP作動性神経伝達をシナプス前性に抑制しているということが示唆される. |