ヒラタ　コウイチ   HIRATA Koichi   平田　浩一    所属   松山大学  経営学部 経営学科    職種   教授
言語種別	日本語
発行・発表の年月	2015/01
形態種別	学術論文
査読	査読有り
標題	山崎喜右衛門と栗林佐太郎の算額
執筆形態	共著
掲載誌名	日本数学教育学会高専・大学部会論文誌
掲載区分	国内
巻・号・頁	21(1),1-14頁
著者・共著者	平田浩一・河村泰之
概要	算額は数学の問いと答えを額にして神社仏閣に奉納したもので、江戸時代から明治にかけて算額の奉納がさかんに行われていた。和算を学んだ人々が「自分の学力の向上」や「一門の繁栄を祈願」して奉納したものであるが、その奉納の習慣が和算の発展にも大きく寄与した。そのような算額が国内に現在も約 900 面ほど残されている。愛媛県松山市道後の伊佐爾波神社には 22 面の算額が残されている。この小論では、1850 年に伊佐爾波神社に奉納された山崎喜右衛門と栗林佐太郎の算額について、その数学的な内容を現代数学の観点から解析することを目的とする。また、その過程で当時の和算家がよく用いていた数学公式についても紹介する。