ナカニシ マサユキ
NAKANISHI Masayuki
中西 雅之 所属 松山大学 薬学部 医療薬学科 職種 教授 |
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発行・発表の年月 | 2005/04 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 2-5A induces a conformational change in the ankyrin-report domain of RNase L |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Proteins |
巻・号・頁 | 60,131-138頁 |
著者・共著者 | Nakanishi M.,Goto Y.and Kitade Y. |
概要 | 2',5'結合オリゴアデニル酸(2-5A)依存性リボヌクレアーゼ(RNase L)の活性化には,2-5Aの結合とそれに伴うRNase Lのホモ二量体化が必要である。しかし,2-5A結合がいかなる作用でRNase Lの二量体化を惹き起こすのかは明らかになっていない。本論文では,RNase Lの2-5A結合ドメイン(アンキリンリピートドメイン)が2-5Aとの結合によって受ける変化を,定常状態蛍光分光法および時間分解蛍光異方性測定法により解析した。その結果,アンキリンリピートドメインは2-5Aと結合するとコンフォメーション変化を起こしており,その変化は,全体の構造を縮小するような変化であることが明らかになった。以前の論文で発表したアンキリンリピートドメイン/2-5A複合体の静的構造および本論文での動的構造変化を考慮し,RNase L活性化の新しいモデルを提唱することができた。 |