アキラ カズキ
AKIRA Kazuki
明樂 一己 所属 松山大学 薬学部 医療薬学科 職種 教授 |
|
発行・発表の年月 | 2002/01 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | Rapid Internal Acyl Migration and Protein Binding of Synthetic Probenecid Glucuronides |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Chemical Research in Toxicology |
巻・号・頁 | 15,765-772頁 |
著者・共著者 | Kazuki Akira,Takafumi Uchijima and Takao Hashimoto |
概要 | probenecid の主代謝物である probenecid 1β-O-アシルグルクロニド (PRG) のリン酸緩衝液中 (pH 7.4) とヒト血漿中での 37℃ における反応性を検討し,PRG は主に分子内アシル転位により分解し 2-,3- および 3-アシル体(α-,β -アノマー混合物)に変換されること,非常に反応性の高い 1α-アシル体が微量ながら生成すること,これまでに報告された薬物アシルグルクロニドのなかで最も不安定であること,アシル転位体を介してタンパク質と極めて共有結合しやすいことを明らかにした.本研究結果は,probenecid の副作用がタンパク質共有結合体生成を介した免疫学的機序により発現するという仮説を支持するものであると考えられる. |