ヤマグチ タクミ
YAMAGUCHI Takumi
山口 巧 所属 松山大学 薬学部 医療薬学科 職種 教授 |
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発行・発表の年月 | 2006/02 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 模擬体験を組み込んだ薬学部4年次生の病院実習の評価 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 医療薬学 |
巻・号・頁 | 32(2),139-145頁 |
著者・共著者 | 末丸克矢、山下梨沙子、武市佳己、山口 巧、公平恵崇、岡本千恵、五十崎俊介、井門敬子、田中 守、三好裕二、守口淑秀、池川嘉郎、荒木博陽 |
概要 | 医療人としての高い倫理観や問題解決能力を持った薬剤師の育成が近年求められている。しかしながら薬剤師免許を有さない学生の医療現場における実習では、リスクマネジメント上からも実施できる範囲は限られているため、薬剤師が行う業務を見学し、説明を受けて学ぶ、いわゆる見学型の実習が中心となっている。本来、実務実習は指導薬剤師による監督体制のもとで体験的に学ぶことに意義がある。愛媛大学医学部附属病院では、従来の調剤実習や病棟見学に加えて、さらに様々な模擬体験型の実習プログラムを取り入れた実務実習を試みている。この実習プログラムについて実際に実習に参加した学生にアンケート調査し、実習プログラムの評価と体験度との関連について解析した。実習者の満足度は実習内容の理解度と高く相関し、さらに体験度の高い実習プログラムにおいて高い満足度が得られた。体験から習得される知識は実習者の理解度を増加させ、実習に対する満足度を向上させることが判明したという報告である。 |