ヤマグチ タクミ
YAMAGUCHI Takumi
山口 巧 所属 松山大学 薬学部 医療薬学科 職種 教授 |
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発行・発表の年月 | 2006/06 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | FKBP12 functions as an adaptor of the Smad7-Smurf1 complex on activin type I receptor |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Journal of Molecular Endocrinology |
巻・号・頁 | 36,569-579頁 |
著者・共著者 | T Yamaguchi,A Kurisaki, N Yamakawa, K Minakuchi and H Sugino |
概要 | 臓器移植後の免疫抑制剤として汎用されるタクロリムス(FK506)の結合蛋白として単離された分子量12K-Daの細胞内蛋白質であるFKBP12の作用、特にその分子機構について検討したものである。FKBP12はTGF-βファミリーI型受容体の細胞膜貫通ドメイン直下(GSドメイン)に結合し、TGF-βファミリーのシグナル伝達を抑制的に維持する作用があると考えられている。しかしながら、ノックアウトマウスによる解析からFKBP12はTGF-βシグナル伝達に関与しないとの報告もあり、TGF-βスーパーファミリーのシグナル伝達における明確な役割については未だ議論が別れている。FKBP12のアクチビンシグナル伝達における直接的な抑制作用、アクチビンシグナル伝達抑制型Smad7との共同抑制作用、FKBP12-Smad7の複合体形成ならびにユビキチン化によるアクチビンI型受容体分解機構におけるFKBP12の作用に関する事象を新たな知見として報告した。 |