アキラ カズキ
AKIRA Kazuki
明樂 一己 所属 松山大学 薬学部 医療薬学科 職種 教授 |
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発行・発表の年月 | 2001/06 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | Direct Nuclear Magnetic Resonance Spectroscopic Analysis of 13C-Labeled Antipyrine Metabolites in Human Urine |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Drug Metabolism and Disposition |
巻・号・頁 | 29,903-907頁 |
著者・共著者 | Kazuki Akira,Eiji Negishi,Misako Imachi and Takao Hashimoto |
概要 | ヒト尿中の antipyrine およびその主要代謝物を,13C 標識と核磁気共鳴 (NMR) を用いて直接的かつ同時に分析する方法を確立した.[C-methyl-13C]antipyrine (500 mg) を経口服用し,採取した尿を 10 ないし 20 倍濃縮後,100-MHz 13C NMR を用いて distortionless enhancement by polarization transfer の条件下で分析した.その結果,尿中の主要代謝産物を 30 分の積算時間にて充分なシグナル/ノイズ比で検出することがで き,[2-13C]sodium acetate を内部標準として良好な再現性で定量できた.本法は 肝臓において antipyrine 代謝物の生成に関与する酸化的代謝酵素活性とともに抱合酵素活性の評価に有用であり,その簡便性ゆえ antipyrine 試験の有用性を高められると考えられる. |