ヤマグチ タクミ
YAMAGUCHI Takumi
山口 巧 所属 松山大学 薬学部 医療薬学科 職種 教授 |
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発行・発表の年月 | 2005/01 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 「ビデオ撮影を取り入れたロールプレイ」による服薬指導実習−学部学生実習生及び卒後教育研修生による評価と今後の課題− |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 医療薬学 |
巻・号・頁 | 31(3),233-237頁 |
著者・共著者 | 三好淳子、井門敬子、松岡 綾、武市佳己、山口 巧、岡本千恵、末丸克矢、荒木博陽 |
概要 | 平成14年8月に日本薬学会から「薬学教育モデル・コアカリキュラム及び薬学教育実務実習・卒業実習カリキュラム」が提示され、薬学教育における実務実習が益々重要視されてきている。薬剤管理指導業務は、薬剤の知識のみならず、患者の病態や背景等を理解した上で患者とのコミュニケーションを図っていく必要がある。しかしながら、学生実習では、実際の患者を相手に実習する事は困難である。このような問題点を解決するために愛媛大学医学部附属病院では、服薬指導におけるコミュニケーション技術と臨床知識の習得を目的として、Case Based Learning (CBL)の手法とビデオ撮影を取り入れた服薬指導ロールプレイ実習に取り組んだ。CBLとは実習者自らが症例の問題点、疑問点を見出し、自己学習し、問題解決していく能動的学習方法である。実習者にこのCBL実習による臨床知識習得、コミュニケーション技術の習得に関して自己分析・評価をさせたところ、非常に高い評価が得られた。また実習者の臨床知識の習得ならびにコミュニケーション技術の習得に関しても実習回数を重ねるに従い向上を見せている。この様にビデオ撮影とCBL形式を導入した服薬指導ロールプレイ実習は、服薬指導業務を教育する上で非常に有用な実習方法であるといえる。 |