ヤマグチ タクミ
YAMAGUCHI Takumi
山口 巧 所属 松山大学 薬学部 医療薬学科 職種 教授 |
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発行・発表の年月 | 2004/11 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 日本の薬剤師卒後教育の問題点と改善点 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 医療薬学 |
巻・号・頁 | 30(11),739-746頁 |
著者・共著者 | 山口 巧、末丸克矢、荒木博陽 |
概要 | 本研究は、平成15年度厚生労働科学補助金による平成15年度医薬品等医療技術リスク評価研究推進事業に係わる「外国への日本人研究者派遣事業」として、米国オハイオ州にて薬剤師卒後教育制度に関する調査研究を実施した成果の一つである。医療の質の向上が求められる中、平成18年度より薬学部6年制が実施されることになった。質の向上には薬学教育の改善のみならず、現役薬剤師に対する卒後教育の在り方も再考する必要がある。本研究では、日本における今後の薬剤師卒後教育を検討するため、米国オハイオ州における薬剤師継続教育制度の調査結果を参考に日本の薬剤師卒後教育に関するアンケートを作成し、愛媛県病院薬剤師会会員を対象としてアンケート調査を実施した。現役の薬剤師は、業務等による時間的制約のため講演会形式による卒後教育に不満を抱えて居ることが判明し、加えて、米国で実施されているようなインターネットを媒体とした薬剤師継続教育にも関心が高い。現役薬剤師の卒後教育には、米国で実施されているようなインターネット等を利用した能動的教育方法が非常に有用と思われ、その開発が必要であることが示唆された。 |