モリオカ チホ
MORIOKA Chiho
森岡 千穂 所属 松山大学 人文学部 社会学科 職種 准教授 |
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発行・発表の年月 | 2012/10 |
形態種別 | 学会報告 |
標題 | 東南海・南海地震地震来襲地域における民間事業者の津波対策
~高知県・愛媛県・徳島県事業者調査結果より~ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本災害情報学会 第14回研究発表大会予稿集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本災害情報学会 |
概要 | 南海地震津波来襲予想地域の民間事業者の防災意識や災害対応について調査し、個々の事業者では扱いきれない問題や協同して行政に働きかけるべき施策ニーズを明らかにすることを目的として、高知県・愛媛県南予地区・徳島県沿岸地域の商工会議所・商工会の協力を受け民間事業者に郵送式アンケート調査を行った。配布は各商工組織の協力によって行い、回収は対象者からの郵送方式とした。
地元密着の中小零細が多い四国地域において、現行BCPは具体性と実現性に乏しい むしろ、「南海地震・津波」にリスクを定め、「社員および経営者の避難計画」と 「必要最低限の持ち出し物」と「もっとも費用の掛からない情報バックアップ」 の3点に絞る、BCPのミニマム化が喫緊の課題である。 南海トラフ大地震の被害想定が新たに提示された今、地域の雇用を支えている中小企業から人的被害を出さず、事業者自体を継続させるための最低限のクライシスマネジメントのあり方を考えるべき時期がきている。大企業が生き残っても全体の0.1%であり、被災後にも地域の産業や特性を守り、人口流出を食い止めるために、中小・零細企業を生き残らせるための対策が求められている。 |